農業への第一歩!

子どもたちの“実家”をつくりたい

広島仙台丸森

川本さんご夫妻 30代
お子さん7歳、4歳

お話をうかがった時期 移住後10ヶ月

お子さんの入学前にと春が来る直前に移住された川本さんご夫妻。
もうすぐ一年を迎える頃、丸森での仕事と子育てについておうかがいしました。

移住のきっかけ

一度きりの人生、やりたいことだった農業への転職にチャレンジ

約3年暮らした仙台から、就農を目指して昨年、ご家族4人で移住された川本さん。その前は広島、島根、横浜…などなど、以前の職業では転勤族だったそうです。
現在、いちご農家さんのもとで研修中のご主人。農業をしたい、そんな新しい人生への思いが強まり、二年ほど前の冬から移住先を探しはじめました。「土にふれる仕事をするなら風景のよいところという条件をまずはじめにもち、蔵王町や川崎町などいろいろなところを見て回るなかで、丸森町には補助があるということを知り、サポートセンターへ話を聞きに行ったのがはじめての丸森でした。そのときは仙台で暮らしていたので、じつは丸森は遠いというイメージがあって。でも「住まいのこと」「農業のこと」「子育てのこと」など話を進めて行くうちにこれからのことをとても応援してくれる雰囲気や実際就農ならと役場の担当者へもつないでもらいました。その時も就農のイメージが全然できていなかったのでどれくらの土地が必要かとか農業自体のたいへんさ、役場のサポート態勢とかもきちんと説明を受けてここならと決めました。」

ご主人のご実家は離島にあり、丸森より田舎街なので田舎暮らしへのあこがれというわけではなかったそうです。ご両親のなんでも作るその暮らしぶりを見ながら「こういうのもいいな、自分の身体を動かして生きたいという思いをもつようになり。親には田舎から田舎に移住だなんてめずらしいなと笑われましたが(笑)」。
奥様は就農について、ご主人の人生、一度きりだから好きなことをしてほしいと思ったそうです。奥様のご実家も自営業だったので親がいつも見えるところにいてくれたそうで、子どもたちにとって帰るところ、実家があるという安心な場所をつくりたいという気持ちから定住を考えました。

その後なかなか希望の住まいは見つからなかったのですが、まずは、住んでしまおう!と思い切って先にアパートを決めて移住。その後、気になる空き家情報があり「じゅーぴたっ」へ相談。所有者さんへもつないでもらい平屋の一軒家を購入し、現在リフォーム中です。入居に向けできる限り自分たちでと壁を塗ったりDIYをたのしんでいます。

自分でつくる仕事。簡単ではないが一歩踏み出した気持ちでいっぱいです

いちご農家を目指しているご主人は、農業はものをつくる仕事、まさに“作物”で、できるまではむずかしいけれどやりたいことであるとあらためて感じて日々頑張っています。やり方や段取りを見せてもらって学ぶしかない、説明では簡単には理解できない職人の世界だと思ったそうです。「作物がこのタイミングでこういうことをしてほしいというのは、そのときによってちがうこと。教わることのできないことだらけ、自分で失敗や経験を積み重ねながら身につける仕事なので、その前にまず必要な基本作業を研修させてもらっています。うまくできず悔しい思いもするけれど、一歩踏み出した気持ちはあります。」

「勉強しても土地がみつからず辞めた人の話も聞いたことがあり、大丈夫だろうかと不安に思うこともあります。もともと小心者なので、、、。
家族を巻き込んでしまっているプレッシャーもありますし、新しいことにチャレンジするというのはエネルギーがいることです。でも、チャレンジできることはしあわせなこと!と思っています。子どもたち二人が楽しく暮らせたらいいなという思いも気持ちを上げてくれます。」

じゅーぴたっさんに相談
理想の一軒家が見つかりました

仕上がりを想像しながら
DIYも楽しい

家族みんな
夢にピース、人生にVサイン

まるもり暮らしはいかがですか

町の人たちとのコミュニケーションも都会との距離もぜんぶちょうどいい感じ

お天気のよい日には、川沿いの土手を家族で自転車で走ったり、散歩したり。自然がすぐそばにあって心地よいとおっしゃる奥様は仙台へ車で通勤されています。夜帰ってくると星がきれいで、静かで。ほっとするそう。一時間あれば仙台なので、丸森はちょうどよく、環境への不満はほとんどないそうです。

「子どものことを見かけると役場の人も気にしてくれて声をかけてくれる。そういうコミュニケーションがありがたいです。いろいろな人に助けていただいて、なんでも教えていただいているので丸森町でよかったと思っています」


家族みんなが自分らしく暮らす丸森移住を実現された川本さん、これからますますたのしみですね!

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